恐怖から逃げるための行動は、長続きしない

私は会社で、カウンセラーとして担当顧客をもちながら、後輩育成をしています。


こないだ、後輩と話しているときに伝えたことで、改めて「これ大事だなー」と思ったことがありました。



「仕事ができないと自分の存在価値がないように思うから頑張らないと」


みたいな言い方を、ポロっと後輩がしていたんですよね。

これって別に特殊な感情じゃなくて、同じ様に考えたことがある人って多いんじゃないかなと思うんです。


でも、『怖れから逃げるための行動は、続かない』と私は伝えました。

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仕事を頑張ろうとするとき、何かを始めるとき、その動機が「怖れ」であることはよくある話です。



親に怒られるから勉強しなきゃ。
目標達成できないと恥ずかしいから、
仕事頑張らなきゃ。
お金がなくなると困るから働かなきゃ。


……みたいなことです。




でも、そんなふうに動機が「怖れ」からだと、いつかやりたくなると思うんですよね。

そんなにストレス耐性高くできてる人、いないでしょ。笑



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これは私自身の経験からも思うことでして…。

カウンセラーってちょっと特殊な仕事じゃないですか。
だから、自分に仕事スキルがついてない気がしたんですよね。


そんな思いがあって、カウンセラーとして数年勤めたあと「このままだとビジネスパーソンとしての力がつかない!」と、自分の苦手分野の仕事にチャレンジさせてもらったんです。



が、結果、それはそれは本当ーーーに、しんどくて。



自分のストレス耐性の低さにがっかりし、周りに申し訳なくて仕方なかったのですが……。
どうしても頑張れなかったんですよね。


その後、私のカウンセラーとしての力を必要としてくれる人がいてくれたお陰で、私は元の仕事に戻りました。

今では、「得意」で仕事ができることがこんなに価値があるんだ、ということを心底感じています。


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だから、後輩を教えるときに、今は「怖れを煽ること」は言わないようにしてます。


「社会人としてこうできないとヤバイ」とか。「こんなことくらいできないとやっていけない」とか。



そのかわり、みんなが少しでも多くの「好き」「得意」を集められるように、と思ってます。

仕事って興味ないことや大変なこともあるけど、目の前の仕事を一生懸命やれば、その中から「好き」や「得意」に気付くことができる。

 
そこを見つめて仕事した方が、怖れが動機の時よりも、心を磨耗させずに働けると思うんですよね。




怖れから、逃げて、逃げて、逃げ続けても、いつか疲れてしまう。
 
そうじゃなくて、心がワクワクするような環境でみんなに生きていってもらいたい。



というわけで、「怖れ」が動機になってるなーと思った方は、明日から目の前の日々に「好き」「得意」を探していきましょう(^^)